ストーリー Pupetti
「地球へ行こう!」
パペッチたちが住んでいるパペッチ星は、とても科学技術が発達しています。
でも、小さな星なので、資源があまり多くありません。
そこで、他の星へ出かけては、資源として再利用できるいろいろなものを集めてくるのです。
でも、それだけではありません。
彼らはもともと、とても好奇心が旺盛で、冒険が大好きなのです。
そんなパペッチたちにとって、特に地球は格好の星!
壊れたり、古くなって捨てられたおもちゃの乗り物や、お人形のための家や家具などを持ち帰っては、かれらの最新テクノロジーを使って、自分たちが使えるように再生させるのです。
実際に、かれらが地球へ来る時に乗ってくる宇宙ロケットの多くは、地球の古いおもちゃを改造したものなのだそうです。
「ねえ、みんな。そろそろまた地球へ行ってみないかい?」
冒険が大好きなウッサが言いました。ウッサはうさぎに似ていますが、体の模様はまるでパンダのようです。
「賛成~!」みんながそれに続きました。
「地球には、いろんなものがあふれてるものね」と、リサが言いました。
リサはおてんばな女の子で、何だかりすに似ています。
その横でひつじに似た女の子、メイリンがうんうんとうなずいています。
ペンギンによく似たピピンはもう嬉しくて、みんなの頭の上をくるくると、輪を描いて飛び回っています。
「今度はどんな素敵なものとめぐり合えるんやろか・・・。」
パペッチたちの中で一番大きなパオが、目をきらきらさせながら言いました。ゾウのような大きな体をしていますが、パオはロマンチストなのです。
「そしておいしい食べ物もね」とブータ。
ブタにそっくりなブータは食いしん坊で、はやくも舌なめずりしています。
「ブータは食いしん坊だなあ」さるに似たモンクがはやし立てました。
それを聞いて、みんな思わず笑いました。
「さあ、それじゃあ冒険の旅に出発だ!」
パペッチたちは、それぞれ自分のロケットに乗り込み、地球を目指して旅立って行ったのです。
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